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一般に行われている「水ありオフセット印刷」は、文字通り印刷工程において水[俗に湿し水といい、H液※1やIPA(イソプロピルアルコール)などの有害物質が含まれています]を使用し、その水が油をはじく性質を利用してインキがつかない部分を作り出しています。「水なし印刷」は、刷版の版材がインキをはじくという特性を利用し、インキのつかない部分を作り出すことから、水を全く使用せずに印刷することが可能です。また、シリコン層現像工程は、回収廃液が発生しない水現像方式ですので、現像液使用量・廃液量も大幅に低減できます。

通常の印刷(水あり印刷)で使用している湿し水には、H液※1やIPA(イソプロピルアルコール)などの有害物質が含まれており、常に大量の有害物質を使用しているのが現状です。右表の比較試験結果では、「水あり印刷」の湿し水から下水廃水基準値(600mg/L)の約34倍ものBOD※2を検出。COD※3も限定基準値をはるかに超えた数値が検出されました。これに対して「水なし印刷」は、有害な廃液を含む湿し水を一切使用せず、現像工程の現像液使用量・廃液量も大幅減。環境への負荷が格段に少ないことが明らかにされています。
| 水あり版 | 水なし版 | |
|---|---|---|
| PH値 | ![]() |
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| BOD (mg/L) |
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| COD (mg/L) |
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「水なし印刷」は、「水あり印刷」と違ってインキが水でにじむことがありません。よって、「水あり印刷」ではどうしても避けることができなかったドットゲインによる色調の変化も「水なし印刷」では解消。点の一つひとつがくっきりと再現され、高精細で美しい仕上がりの印刷物を得ることができます。さらに、凹凸の大きい上質紙やマット紙、和紙などの場合でもデータどおりの円形のアミ点を用紙上に確実に再現。より美しい印刷物、より正確な印刷物を求めると、答えは「水なし印刷」にたどり着きます。
| 水あり版 | 水なし版 | |
|---|---|---|
| ア ミ 点 の 再 現 性 |
本来は円形に再現されるべきアミ点が、インキのにじみと紙の凹凸によって変形しています。水なし印刷と比べると画像全体でもぼやけた印象は免れません。 ![]() |
フィルム上の円形のアミ点が、用紙上にも正確に再現されています。上質紙やマット紙のような凹凸の大きな用紙を使う場合でも同様に美しく仕上がります。 ![]() |
| 文 字 の 再 現 性 |
水なし印刷に比べると精細度で劣るため、拡大してみると、かすれやつぶれが目立ちます。 ![]() |
肉眼では読めない1級サイズの文字でも拡大してみると、クリアに再現されていることがわかります。 ![]() |
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